昨日、食堂で瓶ビールを握り締めて泣いているアル中のフランス人を見かけた。嫉妬した、彼が幸せそうに見えたからだった。彼は日が暮れて雨が止むまでじっと庭園の東屋で地面を見つめていた。向こうのグリーンハウスは滝を作っていた、こういう時に水トカゲはどこで何をしているか。雨は、一年の半分はこう、残りはインド洋を駆け回っている。彼女の右目が光った。雨に当たることを嫌っていたわけではなかった、ただ座っていた。太陽は陰っており、生徒たちはンガムヲンワン通りが冠水していると噂をしていたのを思い出した。それでも皆、降り止むのを待っていた。